1.概念図
GitHubをマスタ(原本)だと考えて、そこから派生して考えるのが、gitのわかりやすい理解の仕方だと思います。あと、GUIツールがありますが、「コマンドと作業」を対にして覚えるのがよいかと思います。
取得
git clone
git pull
GitHubから取得するコマンド
登録
git add
ステージエリアに、ファイルを反映
git commit
ローカルリポジトリに、ファイルを反映
git push
GitHubに、ファイルを反映
2.Git for Windows の導入
Windowsパソコンで、gitが使えるようにアプリを導入します。
Git for Windowsのインストール
今回は、Portable版を使います。上記から「64-bit Git for Windows Portable」を入手します。Portable版だと、Windows環境を汚さないので、試すのも気軽にできます。
実行して、好きな場所にファイルを展開します。今回は「C:\etc\PortableGit」に展開しました。
環境変数 pathの設定
gitコマンドがあるフォルダーをpath設定します。
設定から検索で探すと、設定するアプリ?を見つけやすいです。
Pathの設定に「C:\etc\PortableGit\bin」に追加します。
3.リモートリポジトリ作成(GitHub)
リモートリポジトリ作成
・公開するつもりがないので、Privateを選択
・Add a README file をチェックする
今回は上記条件で作成しました。「Add a README file」はチェックしておいたほうが、git cloneしたときに分かりやすいと思う。
個人アクセストークンの作成
個人アクセストークンを使用する – GitHub Docs
https://docs.github.com/ja/authentication/keeping-your-account-and-data-secure/creating-a-personal-access-token
公式の説明通りに作成します。PCからGitHubに修正したファイルをアップロードする時などにパスワードの代わりに使います。
プロフィール画像をクリックし
Settings → Developer settings → Personal access tokensで
[Generate new token] をクリック
作成時に「repo」をチェックするのを忘れないようにしてください。
こんな感じで作成されます。
コピペして、個人トークンをメモ帳などに保存しておいてください。この画面を閉じたら、もう確認する手段がありません。
もしメモし忘れたら、個人トークンを削除して、再度作り直してください。
認証に使うものなので、公開すべきものではありません
4.ローカルリポジトリ作成
DOSコマンドを使いたいので、git-cmd.exeを使います。
git clone https://kurotanx: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@github.com/kurotanx/wp.git ./
git cloneでgithub(リモートリポジトリ)から取得します。
https://ユーザー名:個人アクセストークン@github.com/YOUR-USERNAME/YOUR-REPOSITORY
URL部分の構成は上記のようになっています。
取得されたフォルダをみると「.git(隠しフォルダ)」が存在するのがわかります。意識する必要はありませんが、この部分に、gitの管理情報が入っています。
5.各種設定(ローカル)
git config --global user.name 'kurotanx'
ユーザー名
git config --global user.email 'kuro@example.com'
メールアドレス
git config --global core.autocrlf false
改行コードを変換しない
Windows環境の場合は、改行コードを変換しない設定がよいと思います。
一度、設定すればOKです。
git config –global で設定したものは、C:\Users\kuro\.gitconfig に保存されます
※kuro=ログインユーザー名
6.ファイルをGitHubに新規登録
git cloneしたフォルダに、追加したいファイルやフォルダを作成します。
git add ./
「git add ./」で、追加したファイル・フォルダを自動検出して、ステージに追加してくれます
git commit -m "新規追加"
ローカルレポジトリーに「新規追加」というコメント付きで、ファイル・フォルダが追加されます
git push -u origin main
GitHub(リモートリポジトリ)に反映
7.ファイルの修正(編集)
メモ帳やエディターを使って、ファイルを修正します。
git add -u
「git add -u」で、更新したファイルを探し出して、自動でステージに追加
git commit -m "修正"
「修正」というコメント付きで、ローカルレポジトリーにコミット。
git push -u origin main
GitHub(リモートリポジトリ)に反映
8.分からなくなったら
フォルダごと全削除して、git cloneする。GitHubがマスターだと思えばよいと思う。
動画での説明
ブログ記事と同じ手順で操作してます。細かい部分は動画で確認してみてくださいね。
補足
・ブランチ(枝分かれ)
・マージ
・プルリクエスト
あと、この辺りが分かれば、初心者としては十分かもと思う。
次回に説明予定